3年前、ホープはエチオピアのラカ村で、水供給・保健教育プロジェクトを実施しました。当時プロジェクトの管理者としてラカ村に滞在していた松浦史典は、プロジェクト終了後日本に帰国し、ファンドレーザーとしてホープで働き始めましたが、帰国後も、滞在中一緒に過ごしたラカ村の人々の様子を常に気にかけていました。


2016年、ラカ村の近くのツァイテ郡で同様のプロジェクトを実施することとなり、プロジェクトの管理のため再びエチオピアを訪れることになった松浦。3年前に実施したプロジェクトの効果を測るため、念願だったラカ村への再訪も決まり、現地からレポートが届きましたのでご紹介いたします。

 


 

エチオピア、ラカ村における水供給・保健教育プロジェクトが終わって3年が経ち、現在ラカ村近隣のツァイテ郡でホープは水供給・保健教育プロジェクトを行っています。

ツァイテを初めて訪れ、週に一度開催されるマーケットに行ったときのことです。「フミ~!!」と叫びながら走って近寄ってくる男の子がいました。こんな所で自分の事を知っているのは誰だろうと思っていると、それはラカ村のグルシャ君でした。ラカ村はここから車で30分ほど離れています。私はまさかここでラカの子どもたちと会えるとは思ってもいなかったので、嬉しくなりました。グルシャ君は、山道を片道2~3時間歩いて、兄と市場に来ていたそうです。彼らは相変わらずたくましいです。現在、グルシャ君は小学校3年生で、身長も前より伸びています。私は彼の元気そうな顔を見て安心しました。

↓3年前 水汲みに行くグルシャ君(左)

3年前、私がラカ村にいた時、グルシャ君はまだ7歳でした。彼の父親はすでに他界しており、家には十分な食べ物がありません。他の家の水汲みを手伝うことで、彼は食べ物を分けてもらっていました。一方で、その家にはグルシャ君と同じ歳の男の子がいて、その子は外で遊び、学校にも通っています。グルシャ君は小学校に通い始める年齢でしたが、生きるために学校に行くという選択肢はなく、日々働いている彼の姿を思い出しました。

今はもう、他の家の水汲みをして食べ物をもらう必要はありません。水供給・保健教育プロジェクトによって自宅近くに水道ができたからです。「水汲みにかかる時間や労力が減ってとても助かったよ。」とグルシャ君は言っていました。

ホープの事業が終わってから3年。現地の人々の生活がどのように変化しているのか非常に気になっていました。まさかこんなところで嬉しい話が聞けるとは思ってもおらず、ホープが行っているプロジェクトの大切さを改めて感じました。