ホープ・インターナショナル開発機構

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おばあちゃんと家庭菜園
南アフリカでHIV/エイズ孤児の生活改善を目指して


 
現在、世界のおよそ3,500万人がHIVに感染しているとされており、1980年代以降、アフリカで拡大するエイズとの闘いは、
地球規模で取り組むべき課題となっています。
 
中でも南アフリカは、世界で最もHIV感染率が高い国の一つと言われています。1981年にホープ・ネットワークが活動を開始した南アフリカのクワズールー・ナタール州では、HIVの感染率が全国平均の2倍の39%にもおよび、流行が深刻化しています。
 
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クワズールー・ナタール州では州の人口1,020万人の約半数が貧困状態にあり、まともな食事や医療を受けられないことがHIV/エイズの危機を悪化させています。栄養が不足し適正な治療を受けられないことで、HIV感染者は合併症にかかりやすくなり、
子どもを残して亡くなる場合が多くみられます。後に残された子どもたちのほとんどは親戚に引き取られますが、引き取る方もお年寄りが多く貧しいため、子どもたちに栄養のあるものを食べさせることは大変困難です。
 
ホープはこの状況を改善するため、この地域で頼るあてもなく、エイズ孤児たちの面倒を見ている40人の「おばあちゃん」たちに食糧支援を行いました。また2014年には、このおばあちゃんたち家族の自立支援として、ピーターマリツバーグで家庭菜園をスタートさせました。
 
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おばあちゃんの一人、マ・テンビさんは、この家庭菜園に参加して以降、新鮮で栄養のある食物がたくさん手に入るようになったと喜んでいます。家庭菜園は地域全体で取り組んでいるため、食糧援助への依存だけでなく、貧困やHIV/エイズに対する偏見も大幅に減ってきており、大きな効果を発揮しています。
 
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これらの活動は人々のエンパワーメント、教育、コミュニティの自立と問題解決能力を育み、いずれコミュニティ全体を大きく変えるための基盤となることでしょう。