ホープ・インターナショナル開発機構

パムラーンセンター フィリピン先住民族のための大学

 

*学生支援についての情報はこちらをクリックしてください。
 
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背景
 
ホープ・インターナショナル開発機構は、長年フィリピンで貧困状態にある家族やコミュニティー、主に最貧状態にある先住民族の自立支援に力を入れてきました。しかし先住民族が直面している問題は貧困だけでなく、社会からの孤立や「文化消滅の危機」など多岐にわたり、中でも若い世代への高等教育の提供は大きな課題となっていました。
 
民族の若者が独自の文化への理解を深め、伝統を守っていくための知識と技能を身に着けることができるような高等教育を受けることで、力をつけた若者たちは現代社会の中で学んだことを生かし、問題の解決に取り組み、未来に向かってコミュニティーを率いていけるのです。
 
このような次世代を担う若者の育成を目的として創立されたパムラーンセンターは、ホープのフィリピンにおける重要なプロジェクトです。
 

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フィリピン先住民族の窮状
 
フィリピンには約110の先住民族が暮らしていると言われています。フィリピンに最初に住みついた人々の末裔である彼らは、
スペインやアメリカの植民地化とともに行われた価値観や文化統一の強要に抵抗し、それぞれ独自の言語や伝統を守り続けてきました。そのため、多くの民族は社会から孤立し、貧困にあえぎ、この国の豊かな多様性を支えてきた伝統の文化を維持することが難しくなってきています。先住民族の人口は2008年以来半減しており、彼らは民族や文化が自分たちの世代で消えてしまうのではと強い危機感を感じています。
 
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パムラーンセンター —先住民族のための大学—
 
パムラーンセンターは「先住民族の若者たちに、有意義で費用効果の高い教育を」という先住民族リーダー達からの要望を受け、今までに類を見ない高等教育機関として2006年にミンダナオ島のダバオ市に設立されました。
 
学校の名前にもなっている「パムラーン」とは、ルマド・マティサログ族の言葉で「苗床」を意味し、先住民族の発展や開発を担う人材の育成を目指す、この大学を象徴しています。
 
 
 
 
パムラーンセンターの学生たちは学費を払うことが難しい状況にあるため、奨学生として入学します。入学希望者は試験と面接だけでなく、自分のコミュニティーの役に立ちたい、独自の文化を守っていきたいという意欲も必要とされます。
 
在学中の4年間は人類学、社会的起業、持続性のある農業技術、初等教育などの専門科目を学び、各コースの学位を取得すると同時に、先住民族が置かれている現状を学生たちが理解することに重点を置いています。そこで彼らは現代社会の課題を把握し、解決への仕組みを築くとともに、独自の言語や芸術などの伝統文化を深く理解し、継承していくことも求められています。
 
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全ての学生は卒業後、自分のコミュニティーの問題に客観的に取り組むための社会貢献活動を2年間行います。多くの卒業生たちが自分のコミュニティーに戻り教師になったり、学校を作ったり、パムラーンで学んだことを実践し、新たなリーダーとなるべく奮闘しています。中には起業し、先住民族の製品や技術をより広い市場とつなげるために情熱を注いでいる卒業生もいます。
 
彼らがこの社会貢献活動に安心して取り組めるよう、パムラーンではこの2年間の活動に必要な資金を提供するなど、様々な方法で彼らのリーダーとしての成長を支えています。これらの活動は、フィリピンの全ての先住民族からの期待に応えることにつながるのです。
 
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学生への支援
学生達は経済的に厳しい状況にあるため、パムラーンは学生を奨学金全額給付の条件で受け入れています。この活動はスポンサーの皆さまのご支援なしには成り立ちません。
 
スポンサーの方には学生一人あたりの学費と寄宿費用を支援していただいております。また支援する学生と連絡を取ったり、卒業式にも参加していただけます。(渡航費用自己負担)
 
学生一人当たりの年間支援額は180,000円、卒業までの4年間は720,000円です。まだ学費と寄宿費用のスポンサーが決まっていない学生がおります。学生への支援にご興味のある方は info@hope.or.jp までメールにてご連絡ください。
 
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パムラーンセンターの短編映像を見る