ホープ・インターナショナル開発機構

ホープのプロジェクト

フィリピン

 

フィリピンには約110の先住民族が暮らしていると言われており、自然と深く結びつく彼らの文化と風習の多様さは活気にあふれています。しかし近年、フィリピンに暮らす先住民族も世界中の先住民族と同じく、土地の横領や地下資源採掘業者による環境破壊などの問題に直面しています。
 
社会から疎外され続けているフィリピンの先住民族は、政府に対して自分たちの権利を主張することもできず、教育や福祉など社会保障の不平等と、雇用の不公平に苦しんでいます。貧しい生活に疲弊し、最低限必要な物も手に入らない状況に、これまで脈々と受け継がれてきた文化に対する誇りさえ持ち続けられなくなってしまった民族もあり、他の地域への統合が避けられなくなってきています。この悲しい現状は「消えゆく文化/vanishing cultures」とも言われています。
 
 
ホープはそのような状況にある先住民族に、安全な水の長期的な供給や若者への教育支援を行っています。

 

 
 
*ホープは2012年11月にフィリピンを襲った台風ハイエンの被災地支援も実施しました。
 
 

活動内容

 

コミュニティ・エンパワーメント

 
a. プロジェクト前のコミュニティー全体会議
  水供給システムの大切さと維持管理について、また、住民による協力の必要性等を説明します。

 

b. 水管理・メンテナンス委員会の設置
  水汲み等水に関して大きな役割を担っている女性を中心とした委員会を設立し、住民自ら水供給システムの維持管理が
  できるよう、建設作業に参加しながら管理方法を学び、メンテナンスのための訓練を受けます。

 

安全な水の供給、衛生促進

 
a. 水源保護および水供給システムの設置
  環境にやさしく、特殊な技術を必要としない重力式の水供給システムを設置します。
  水供給システムは、住民の健康改善に大きな役割を果たす他、女性達は今まで水汲みに費やしていた時間を家族や
  コミュニティー活動のために費やすことができるようになります。

 

b. 保健・衛生教育活動
  安全な水を得ると同時に、住民自らが保健・衛生について興味を持つよう促し、衛生状況や健康状態の改善につながる
  努力をするよう指導します。

 

実施年度 地域 支援内容
2013年 マリワナグ村、プロック2村、シナブガン村、ドゥリアン村 水供給システムの建設と衛生教育活動

 
 

教 育

 
a. バギオ市の先住民族の子どもたちへの教育支援
  バギオ市の貧しい農村地域の子どもたちが小学校へ通うための支援を行っています。

 

実施年度 地域 支援内容
2003年~進行中 バギオ市 少数、先住民族の子どもたちへの初等教育支援

 

b. 先住民族の若者へのパムラーンセンターでの高等教育支援

  先住民族の若者がダバオ市にある先住民族のための大学「パムラーンセンター」で高等教育を受けられるよう支援していま
  す。パムラーンセンターで学んだ若者たちは卒業後出身地等へ戻り、地域開発のリーダーとして活躍しています。

 

実施年度 地域 支援内容
2010年~進行中 ダバオ市  先住民族の若者への高等教育支援        

 
 
 

プロジェクトの詳細についてはこちらから

水供給+衛生教育

ホープは、安全な水こそが教育、仕事、健康、食糧生産等すべてにつながる基盤だと考え、井戸や水供給システムの設置、保健/衛生教育を通して人々の自立を支援しています。
教育

貧困の連鎖を断つために、学校建設や職業訓練、農業指導、小規模ビジネスの機会を提供しています。