今、地球上では貧困、紛争、気候変動など多くの課題に直面しています。
これらの課題を解決し、地球を守り、すべての人が平和で豊かに暮らせるようになるため国連サミットで定められた2030年までに達成を目指す国際社会共通の目標が、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals : SDGs) です。
SDGsには17の目標が設定されており、人権、経済、環境などさまざまな課題を細分化してあります。複雑に絡み合った問題を解決しSDGsを達成するには、1つの目標に向けて取り組むだけでなく、複数の目標に対する包括的なアプローチが必要です。
世界と日本のSDGs取り組みの現状
2021年6月に持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)より公表された、世界におけるSDGsの達成度を調査したレポート「持続可能な開発報告書2021(Sustainable Development Report)」によると、達成されている項目(表1
グリーンの●、↑)が極めて少なく、課題の残されている項目(表1
黄・オレンジ・赤)が目立ちます。
各目標ではそれぞれ複数の課題が残されており、目標を完全に達成しているのは目標4.「質の高い教育をみんなに」、目標9「 産業と技術革新の基盤をつくろう」、目標16「 平和と公正をすべての人に」の3つにとどまり(表3)、各国同様今後のスピードアップが期待されます。
迫る2030年までに目標を達成するため、近年では企業がそれぞれの得意分野を活かしたSDGsの取り組みに拍車がかかっています。国内の目標達成のみならず、海外のSDGsに貢献する取り組みも例外ではありません。
ホープはSDGsの以下の目標達成に関連する活動をしています。
スタッフも生活の中でSDGsを意識し、ホープの活動に関連する目標達成に向けた行動だけでなく、SDGsを達成するために自分にできることを実行しています。
小さな行動ですが、その一例をご紹介します。
途上国の貧困層への教育支援を実施する団体に古本を寄付しています。古本屋が買い取り、その金額が団体への寄付になる仕組みです。
環境への配慮や持続可能な地域社会の構築につながる地産地消を心がけています。
子どもに対して「男の子なのに」、「女の子なのに」という言葉を使わないようにしています。「ピンク=女の子が好きな色」などの固定概念を持たないよう、子どもの好きな色や着たい服を選ばせています。
事業地滞在中に実感した水の大切さを、周りの友人たちに伝えています。
極力少ない水で洗髪できるよう、途上国へ行くときは髪を短くカットしていきます。
事業地でもプラスティックバックを使わないよう心がけています。
もしあなたが自分にできることを探しているなら、国連が公開しているアクション・ガイドを参考にしてみてはいかがでしょう。日常生活で簡単に取り入れられる行動が紹介されています。
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