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質の高い支援を届けるため、基盤強化に取り組んでいます

HOPE-JP • May 23, 2022
基盤強化

近年、NPO/NGOが社会課題を解決するための大切な担い手として認められるようになり、NPO/NGOへの助成が増えてきています。中でもパナソニック株式会社(以下、パナソニック)は2001年にサポートファンドを創設し、早くから国内外で活動をするNPO/NGOの支援をしてきました。

現在の「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」は、しっかりした組織基盤(船)があって初めて、個々のプロジェクト(積み荷)も発展していくとの考えから、世界的な社会課題である「貧困の解消」に取り組むNPO/NGOが持続的に活動できるよう、組織基盤の強化に助成をしています。

迅速に質の高い支援を届けるため


今年ホープは、このパナソニックのサポートファンドに申請し、助成を得ることができました。

申請をした理由は3つあります。1つ目はホープのビジョンやミッションを団体内で再確認・共有するため、2つ目は支援を必要としている人々への支援の質と実施までのスピードを上げるため、3つ目は支援者へのアカウンタビリティー(説明責任)を向上させるためです。そのためには「組織分析」と「基盤強化」が必要だと感じ申請をしました。


時代の変化とともに、求められているものも変化していきます


コロナの影響で、これまで対面で行ってきた活動資金の調達も、非対面のオンラインに移行するなど、新しいことに挑戦する必要が出てきました。また、ほぼ同時期にホープの創立20周年と現事務局長の就任がありました。

いくつかの節目が重なり専門家の力を借りて、団体の行き着く港(目標)、その船に積める荷物(プロジェクト)の量を見直すことは、とても良いタイミングだったと思っています。

今はこんなことをしています!

HOPE workshop session

今年1月からコンサルタント(伴走者)にoffice musubimeの河合将生さんを迎え、組織分析と基盤強化をはじめています。月に一度、名古屋の事務所でワークショップを開催して団体の課題を洗い出したり、課題の原因を整理したりとさまざまなことを話し合っています。

第三者の目から団体を見てもらうことで、これまで思いもつかなかった団体の長所や改善点に気付かされ、毎回目からうろこの思いです。ワークショップ以外にもスタッフ全員でじっくりと話し合う機会ができたことで、新しい発見があったり、ワクワクしたり、どんな組織にしていきたいのかスタッフそれぞれの考え方が共有されつつあります。

HOPE Workshop Session

組織の基盤を強化し、めざすこと


「団体の組織基盤を強化するよりも、現地への支援を優先するべきでは?」という意見も耳にします。

「基盤強化 vs 現地支援」という対立した見方ではなく、組織基盤を強化することで支援の質と量が改善されるという考え方で、これからも皆さまからご支援・応援をしていただける団体をめざし、組織づくりをしていきたいと思っています。

皆さまからのご寄付によりホープの活動は支えられています。

ホープへのご寄付は税額控除の対象となります。

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