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ホープ・チャリティーディナー ~人と人をつなぐファンドレイジング~

HOPE-JP • Nov 20, 2022

2002年から続いているホープ・チャリティーディナーは、ホープの事業を紹介し、活動資金を募るイベントです。事業を継続するために欠かせない、大切な活動の一つです。

開催当初の2000年代初め、チャリティーディナーは日本ではまだ広く知られていない新しいファンドレイジング*の形でした。それから20年にわたり開催を続け、これまでに延べ5千人以上に参加していただきました。

今月は、チャリティーディナーはどんなイベントなのかをお伝えします。


※ファンドレイジングとは課題解決のための資金調達と、団体を応援してくださるファンを増やす活動です。

ホープ・チャリティーディナー

チャリティーディナーは、ホープ・ネットワークの本部、ホープ・カナダが開催していたファンドレイジング*イベントを2002年に名古屋で開催したのが始まりです。当初の参加者は大半が日本在住外国人でしたが、日本ではまだ認知度が低かったファンドレイジングイベントの新しいあり方を実践し、チャリティーディナーの内容を開催地の特徴に合わせて変化させてきたことで、2010年ごろから日本人の参加者も増えました。


目的と意義 人と人をつなぐ場

チャリティーディナーの目的は、支援地と支援者のみなさんをつなぐこと。事業地で起こっている問題を参加者に伝え、その問題解決のための活動資金を募る場です。

国際協力事業について知らない人にホープの活動を知ってもらう機会、国際協力に興味があるものの何から始めたらよいのか分からない人が一歩を踏み出す機会を創出し、様々なバックグラウンドを持つ人々が集まる場としての意義を大切にしています。

チャリティーディナーは毎年、名古屋、関西、東京の3都市で開催されています。それぞれの都市で参加者層は異なりますが、国籍、性別問わず参加していただいていており、普段は出会えない分野の人々との出会いや、過去のチャリティーディナーで知り合った人々が年に一度集まる社交の場にもなっています。


伝えるだけでなく、楽しい時間になるように

チャリティーディナーは、楽しい時間を過ごしながら支援をしていただけるような構成になっています。中でも開催当初から続く人気のオークションは、ホープ事業地の工芸品をはじめ、スポンサー様からご提供いただいた多種多様な賞品が出品され、落札額はホープの海外事業に役立てられます。オークショネアが進行し、プライスレスな賞品も出品されるライブオークションも、日常生活では味わえない思い出に残る体験になるのではないでしょうか。

Fun at Charity Dinner

イベントの後半にはホープの活動を知っていただくために、現地で起きている問題、人々の生活、ホープの支援方法とその成果を短編映像にしてお伝えしています。言葉だけでは伝わらない現地の風景や人々の話し声を、映像にすることで視覚と聴覚を使い、実際にその場にいるような感じを少しでも味わっていただきたいと思っています。


「つなぐ場」として進化を続ける


チャリティーディナーは参加者同士をつなぐ場であり、途上国で支援を必要としている人と、力になりたいと思っている人をつなぐ場です。2020年には新型コロナウイルスの蔓延で対面でのイベントは延期を余儀なくされましたが、初めてオンラインで開催し、新しい開催方法に挑戦することもできました。これからもつなぐ場として開催を続け、参加者からのご支援を途上国の人々に届けていきます。

皆さまからのご寄付によりホープの自立支援事業は支えられています。

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