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大阪マラソン2024でフルマラソンを完走!

サイモン・イエッツ • Apr 22, 2024

チャリティランナー サイモン・イエッツさんの大会報告

マラソンを走ったことはありますか?マラソンの経験があっても、またはなかったとしても、チャリティを目的としたマラソンに興味はあるでしょうか?チャリティマラソンってどんなことをするのか?必要なものは?どんな意味があるのか?そんな疑問が浮かんだら、私の大阪マラソン2024の体験談をぜひ読んでみてください。


2023年10月、ホープ・インターナショナル開発機構が大阪マラソン2024のチャリティパートナーに選ばれたという素晴らしいニュースが入ってきました。申し込み締め切りの11月までに、ホープのチャリティランナーとして出場したい人を探す戦いが始まり、短い募集期間の中で11名の挑戦者が決定!もし、もう少し時間があったのなら、もっと多くの人が参加できたかもしれません。今回集まったのは全員男性でしたが、来年の大会はもっと変わる気がしています。

さて、11名のチーム内には、セミプロ並みの3時間30分切りを達成した選手から、私のように5〜6時間台で足を引きずりながらゴールするような選手、そして69歳で初マラソンに挑戦するホープの設立者ロウェル・シェパード氏を含め、初挑戦の選手もいました。

ホープ・ランナーズチーム

チャリティランナーの登録手続きはほとんどが日本語だったので、登録が難しいランナーはホープがサポートをしてくれました。登録完了後、12週間ほどの個人トレーニングを開始しました。

大阪マラソンの開催日は2月25日。つまり、トレーニングは氷点下に近い寒い時期に行わなければならず、実際、凍えるような雨に見舞われることもありました。毎年11月の神戸マラソンに出場するため、夏と秋にトレーニングを行ってきた私にとって、これは衝撃的なことでした。しかしSNS上に応援の声が殺到し、友人や家族から続々と寄附が寄せられ、私の気持ちは再び高まっていきました。


大会までの数週間、東京・名古屋・大阪・神戸に分散していた11名のランナーチームは、何度かオンラインでミーティングを行い、ファンドレイジングの戦略、大会の受付や当日の移動などについて話し合い、マラソン初挑戦のランナーには経験者たちから押さえておくべきポイントがアドバイスされました。


大会2日前の金曜日の夕方、私は「ランナー受付」をするため、受付会場となる大阪マラソンEXPO 2024へ向かいました。今大会で驚いた大会側からのサプライズの1つ目は、なんと、チャリティランナー専用の入り口と受付があったことです!他の大会のように受付のために2時間待ちの列に並ぶ必要はありません。

土曜日の夜にはホープ・ランナーズチームの夕食会が開催されました。残念ながら私は食事には参加できませんでしたが、チームメンバーと会い、写真を撮ることができたのは良かったです。

当日の天気は寒く大雨になる予報でしたが、幸いにも一晩中降り続いた激しい雨は朝には落ち着き、レースは小雨の中行われました。本格的なランナーにとって最適なコンディションは気温10℃ですが、開始時間9時15分からスタートした彼らはきっと昼前にはゴールしていたことでしょう。


一般ランナーの着替え用施設はテントがいくつかあるだけだったので、雨宿りができる場所を探して出走準備や荷物整理をしなければならず、何百人ものランナーが駅のホームやコンコース、大阪城ホールに向かうカフェの軒下で着替えをしていました。

そしてここで、チャリティランナーにとって2つ目の嬉しいサプライズがありました!大阪城ホール内にチャリティランナー専用のロッカースペース、更衣室、専用ラウンジが用意されていたのです!暖かい屋内ラウンジで着替えることができ、無料の食事と飲み物まであり、まさにVIP待遇でした。

さらに、このラウンジには本物のトイレまでありました。妙なことを言っていると思われるかもしれませんが、マラソン大会で出走を待つ間の一番不快なことといえば、不潔な簡易トイレを利用するために大行列に並ぶストレス、そしてスタートの号砲に間に合わないのではないかという不安なのです。


スタートブロックにどっと押し寄せた大勢のランナーの中に並び、第3ウェーブの号砲を待ちました。

※大阪マラソン2024では、スタートは第1~第3までの3つに分けてウェーブスタート
(時間差をつけてスタートする方法)を実施

コースの大半は4車線の広々とした道路になっています。トイレは2kmごとにあり、道も整備されています。大阪城をスタート/ゴールとするコースで、御堂筋、山手から下町、大阪ドームなど見どころもたくさんあり、ラスト10km付近では大阪グルメも味わえました。

雨により沿道で応援する観客はいつもより少なかったかもしれませんが、大会に参加した3万2000人 のランナーの友人や家族が駆け付けていたので、多くの人たちが応援してくれました。

ゴール直後は達成感と安心感に包まれました。厳しいコンディションの中でも過去2番目に良いタイムを出すことができ、2023年11月の神戸マラソンの時よりも30分早いタイムを記録しました!また、フィニッシュテープ地点では、完走メダルやタオルなど様々な参加賞を受け取りました。

そして、ここでもチャリティランナーとしての特権が発揮されました。チャリティランナー専用のアクセス・パスのおかげで、私の妻と娘はゴール地点で待つことができ、レース直後に私はすぐに家族と合流できたのです!

私は男性専用のロッカールームで椅子に座って、雨に濡れたウェアとシューズを着替え、その後、家族みんなでラウンジに向かいました。私はアクエリアス、コーヒー、コーラ、バナナ、カツサンド、ケーキやチョコレートの盛り合わせを食べながら、暖かい屋内で体力を回復させることができました。

私が普通のランナーに戻ったら、間違いなくこのようなVIP待遇を求めてしまうでしょう。

さて、私たちホープのチャリティランナーが頑張ったチャリティの結果が気になりますよね?ファンドレイジングの結果は、98名の方から1,648,777円の寄附金が集まりました!嬉しいことに大会に参加した数多くのチャリティパートナー団体の中でも、トップクラスの寄附金となりました。さらに、大阪マラソンは様々なチャリティプログラムで募った募金をチャリティパートナー団体に追加で配分予定とのことなので、この寄附額がさらに増えるのを楽しみにしています。

寄附の最低目標はランナー1人あたり7万円でしたが、私は約9万円の寄附を集めることができました。チーム内でも最多となる29名の方から寄附をいただき、本当に多くの方々から支援を受け取りました。


改めて、スポンサーになってくださった方々、応援してくださった方々、本当にありがとうございました!そしてもちろん、このとても貴重で実り多い経験をさせてくれたホープには心から感謝しています。来年の大阪マラソンのチャリティランナーに興味がある方は、ホープまでご連絡ください。

大阪マラソン2024の大会レポートはこちらからご覧いただけます。

ホープの活動は、皆さまからのご寄付に支えられています。

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